「看護師転職サイトを使おうと思っているけど、事前にどんなトラブルがあるか知っておきたいな。
あとトラブルの対策や原因も、実際に転職サイトを使った人から教えてもらいたい」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 看護師転職サイトのトラブル3選
- 看護師転職サイトのトラブル解決法と予防策
- 看護師転職サイトでトラブルが起こる原因とは?
- 看護師転職サイトを使わないと起こるもっと厄介なトラブル
- トラブルを最小限に抑える看護師転職サイトの選び方
それでは実体験に基づいて解説します。
1. 看護師転職サイトのトラブル3選
避けるべきトラブルはこちらの3つです。
- 転職したら聞いていた話と違った
- アドバイザーに強引に話を進められて転職してしまう
- ブラックを紹介されたことに気づかず転職してしまう
トラブル①:転職したら聞いていた話と違った
これが最も注意すべきトラブルです。
なぜならそもそもの求人票にうそが書いてあったり、転職サイトのアドバイザーが求人(医療機関)の実態を正確に把握していないことがあるから。
例えばこんな感じです。
- 残業なし → 人手不足で残業ばかり
- 夜勤なし → 結局させられることに…
- 希望していた仕事内容ではなかった
リアルな実体験
私の場合、求人票に『2交代』と書いてありましたが、入社日に『うちは3交代だから』と言われました…
トラブル②:アドバイザーに強引に話を進められて転職してしまう
看護師の希望を無視するアドバイザーもいるので注意しましょう。
例えば、こんなアドバイザーは要注意です。
- 勝手に面接や病院見学の日時を決めてしまう
- 勝手に内定の話を進めてしまう
トラブル③:ブラックを紹介されたことに気づかず転職してしまう
看護師転職サイトの求人 = ホワイト求人ではないことに注意してください。
なぜなら看護師転職サイトは、ブラックとホワイトの選別をしていないから。
もし選別していたら、看護師はこんなサービス残業(タダ働き)していません。
75%の看護師がサービス残業をしている
以上が看護師転職サイトの最悪トラブルです。
2. 看護師転職サイトのトラブル解決法と予防策
トラブルの解決方法は実はカンタンです。
なぜならアドバイザーの担当変更 or 退会で、すべて解決してしまうから。
実際に私もやや押しが強いアドバイザーに当たりましたが、すぐ退会して解消しました。
担当変更 or 退会方法
公式ホームページの『お問い合わせフォーム』から退会申請を送信するだけです。
お問い合わせフォームは、こんな感じです。
トラブル対策より大切なこと = 予防
トラブルで大切なことは、対策そのものより『トラブルにいかに早く気づけるか』。
トラブルには前兆があります。
看護師転職サイトでトラブルが起こる前兆
- アドバイザーの電話がしつこい
- 電話が来ない(音信不通)
- アドバイザーのやる気がない
- 希望の求人を紹介してこない
- 勝手に面接、病院見学の日時を決める
このようなアドバイザーはトラブル一歩手前です。
おかしいと感じたらそのまま直感を信じて、すぐ担当変更 or 退会しましょう。
前兆さえ知っていれば、トラブルを未然に防げます。
転職サイトを複数登録したときに起こるトラブルはこちらで解説しています。
»なぜ看護師転職サイトは複数登録すべきか?【そもそもしてOK?】
3. 看護師転職サイトでトラブルが起こる原因とは?
結論から言うと、お金です。
看護師転職サイトは、看護師を転職させると求人(医療機関)から紹介手数料をもらえます。
トラブルの根っこは、『看護師を転職させると…』の部分です。
極端なことを言うと、どんな手段であれ看護師を転職させてしまえば転職サイトはお金を稼げます。
例えばこんな感じです。
- 強引に転職させる
- うそをついて転職させる
- ブラック求人に転職させる
- 希望していない求人に転職させる
上記のような方法で、一部の悪徳な転職サイトがトラブルを起こしてしまうのは、結局はお金です。
それなら転職サイトを使わないほうがいいと思うかもしれませんが・・・
4. 看護師転職サイトを使わないと起こるもっと厄介なトラブル
看護師転職サイトを使わないと、もっと厄介なトラブルが起こります。
- 求人票のうそにだまされて転職してしまう
- 求人票に書いていない情報を知らずに転職してしまう
求人票のうそにだまされて転職してしまう
私の病院での実例を出します。
私の病院の求人票 | 事実 | |
---|---|---|
新卒平均 | 30.6万 | 28.8万 |
賞与金額 | 4か月 | 3か月 |
月平均時間外労働時間 | なし | ありまくり |
有給休暇取得日数 | 12日 | 7〜10日 |
有給消化率 | 100% | 5年連続有給0日 |
このように求人票にはうそが書いてあります。
残念ながら、個人で本当の実態を調べるのはほぼ不可能です。
求人票に書いていない情報を知らずに転職してしまう
こちらも実例を出します。
ある病院の公式ホームページの採用情報です。
「残業時間」と「残業代の有無」が書かれてないことに注目してください。
注意が必要なのは、書いてないからブラックというわけではありません。
なぜなら、書いていなくても残業が本当に無かったり、残業代を出す病院もあるからです。
しかし求人票の情報だけで転職先を決めたら、残業代がもらえる or タダ働きするかは、100%運まかせです。
解決策は看護師転職サイトを使う
この2つのトラブルは、看護師転職サイトに内部事情のリサーチを頼めば解決します。
方法は簡単です。
看護師転職サイトに登録したら、担当アドバイザーが付きます。
その人に「〇〇病院は残業代が出ますか?」「残業代が出る病院を調べてください」と依頼します。こうするとアドバイザーが、過去に転職した看護師のアンケートや病院に直接訪問して内部事情を調査して教えてくれます。
実際に私がアドバイザーへ調査できるのか質問したメールがこちらです。
「電話で可能です」と返答がありました。
というわけで、看護師転職サイトを使わないと起こるトラブルは、転職サイトの内部事情のリサーチサービスを使えば解決できます。
5. トラブルを最小限に抑える看護師転職サイトの選び方
結論から言うと、大手の老舗転職サイトを選びましょう。
大手転職サイトを選ぶ利点
- 転職成功の実績が多い
- コンプライアンスに厳しい
- 教育体制が整っている
- 退会方法がわかりやすい
①:転職成功の実績が多い
大手の方が転職成功の実績が多く失敗しません。
例えば、マイナビ看護師という転職サイトの母体会社(マイナビ)は1973年設立で50年の実績があります。
もちろん、長ければそれだけで良いわけではありませんが、少なくとも失敗ばかりだったら50年も会社を運営できませんよね。
コンプライアンスに厳しい
大手ほどコンプライアンス(法令や規則)に厳しい。
コンプライアンス違反すれば、それまで築き上げた社会的信用を失ってしまうからです。
例えば、看護師に虚偽の説明をして転職させるようなバカな行為は、大手であればあるほどしません。
教育体制が整っている
アドバイザーへの教育が整っているのも大手の特徴です。
これは看護師と同じですね。
大学病院と小さな病院だったら、どちらが教育体制が整っているかは明らかですよね。
実際に私も2、3年目のキャリアの浅いアドバイザーに当たりましたが、言葉づかいが丁寧で親身なアドバイザーでした。
(転職サイトはマイナビ看護師)。
退会方法がわかりやすい
大手ほど公式ホームページが充実していて、退会方法がわかりやすい。
例えば、私が登録した3社(マイナビ看護師、レバウェル看護、ナースではたらこ)はネットだけで退会できます。
「退会は必ず電話連絡で」みたいなセコい転職サイトは大手には少ない。
以上から大手の看護師転職サイトを使えば、トラブルは最小限に抑えられます。
基本的に、転職サイトは大手から選べばどこも大差ありません。
これは、実績のある看護学校なら、どこを卒業しても看護師になれるのと同じです。
参考までに本記事で紹介して実際に私が登録した3社を紹介しておきます。
- 看護roo!(看護ルー)
└ アドバイザーの人柄と情報の質がケタ違い。悪い情報も隠さず教えてくれる。 - レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )
└ 利用者数累計40万人。圧倒的な人気でみんな使っている。 - ナース人材バンク
└ 年間利用者10万人と定番中の定番。登録したら非公開求人を聞きましょう。
具体的な選び方をもっと知りたいときは、看護師転職サイトの選び方+おすすめ3選【脱ブラックしよう】をごらんください。