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【断言】看護師転職サイトは不採用になりやすいは本当?【デマです】

2023年5月10日

看護師転職サイトを使ったら不採用になりやすいの? 
なんか不利になるって聞いたんだけど…誰か本当のことを教えてください…」

こういった疑問にお答えします。

  本記事の内容

  • この記事を書いた人

オッシー

・1つの病院で転職せず13年看護師をしていました
・本記事作成にあたり転職サイト3社登録
・関連資格5つ→保健師, 公認心理師, 精神保健福祉士, 社会福祉士, ケアマネ

資格登録証

転職サイトからの登録完了メール。
(看護roo!、レバウェル看護、ナース人材バンク)

レバウェル看護登録メール

それでは真相を見ていきましょう。

1. 看護師転職サイトは不採用になりやすいは本当?【デマです】

結論から言うと、デマです。
なぜなら転職サイトを使っている看護師が最も多くの内定をもらっているから。

厚生労働省のデータを見てみましょう。
(タップすると画像は拡大します)

  採用された看護師が使っていた方法

  • 1位:転職サイト(民間職業紹介事業者)38.5%
  • 2位:直接応募 21.5%
  • 3位:ハローワーク(公共事業安定所) 15.0%
画像引用 医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査  厚生労働省職業安定局需給調整事業課 強調 筆者

医療機関が使っている採用方法の順位でも、転職サイトは2位と高い。

  医療機関が利用している採用方法(複数回答)

  • 1位:ハローワーク(公共事業安定所) 81.5%
  • 2位:転職サイト(民間職業紹介事業者) 78.7%
  • 3位:直接募集 58.4%
画像引用 医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査  厚生労働省職業安定局需給調整事業課 強調 筆者

看護師転職サイトは、78.7%の医療機関で利用されて、採用された看護師のなかで最も多く使われている方法です。
というわけで、“看護師転職サイトは不採用になりやすい”はデマ。

補足:なぜ看護師転職サイトは不採用になりやすいと言われる?

お金かなと思います。

転職サイト経由の看護師を1人採用すると、医療機関は紹介手数料として平均76万円を転職サイトに支払います。

この事実がふくらんで、“転職サイト経由の看護師はお金がかかる→不採用になりやすい”というデマが生まれたかなと思います。

正しくはこちら→医療機関は転職サイトにお金を払ってでも看護師がほしい。

  医療機関が転職サイトを利用する理由

  • 1位:他の採用経路では人材が確保できなかった
  • 2位:確実に求職者を紹介してもらえる
  • 3位:迅速に求職者を確保できる
画像引用 医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査  厚生労働省職業安定局需給調整事業課 強調 筆者

というわけで、デマはスルーですね。

2. 看護師転職サイトを使うと不利になるか?

不利になるケースが一つあります。
下記の3つの条件が重なったときです。

  • 条件1 :採用枠が残り1枠
  • 条件2:あなたが『転職サイト』を使って応募した
  • 条件3:あなたと同じ経験・スキルの看護師が『自己応募』で来た

この3つの条件が同時に重なったら、あなたは不利になります。
なぜなら、あなたを採用すると76万円の費用がかかるから。
(自己応募者の採用費用は0円)

同じ経験・スキルなら、お金がかからない看護師の方が採用されますよね。

というわけで、使うと不利になるのは、ブッキングしたときです。
逆に言うと、不利になるケースはこれくらいしかありません。

3. そもそも看護師が不採用になる理由とは?

20代の看護師が不採用になる理由はこちらです。

  • 志望動機があいまい
  • 募集条件と合わない
  • 面接時の印象や人柄が悪い
  • 臨床経験が浅い(1年未満)
  • 体調不良で休職期間が長かった
  • 短期間で離職を繰り返している

④⑤⑥は特に悪い意味で目をつけられます
なぜなら医療機関は即戦力+すぐ辞めない看護師を好むから。

不採用が心配なときは看護師転職サイト

不採用が心配なときは転職サイトを使いましょう。
アドバイザーが、内定までサポートしてくれます。

具体的に言うと、履歴書添削と面接対策の2つです。
「履歴書をどうやって書けば良いか」「面接でどのように受け答えをすればよいか」を教えてくれます。

もちろん100%採用されるとは限りませんが、サポートしてもらった方が採用される確率は上がります。
なぜなら医療機関は人材がほしくて転職サイトを利用しているから。
そんなパイプ役になってくれる転職サイトを使わない手はありませんね。

不採用が心配なときこそ、転職サイトを使って採用につなげましょう。

ここから深掘りします。

4. 看護師が不採用より注意すること = ブラックに採用される

不採用よりもブラックに転職しないことが重要です。
ブラックの代表例は、残業代がもらえない = タダ働きをさせられる。

  約75%看護師がサービス残業しています

画像引用 看護師白書 2021年度版 看護師の労働実態と就業・転職志向 マイナビ看護師

25%の看護師が残業代を満額もらっていることにもご注目ください。

看護師転職サイトを使えば、ブラックがわかる→残業代がもらえる

看護師転職サイトに登録すると、担当のアドバイザーが付きます。
このアドバイザーに「残業代が出る病院を探してください」or「〇〇病院は残業代が出ますか?」と質問すれば、教えてくれます。
(注意:質問しないと教えてくれません…)

実際に私がアドバイザーに質問したメールがこちら。
「電話で伝えられる」という回答でした。

もちろんアドバイザーに聞かないといけないのでめんどくさいです。

しかし、サービス残業から抜け出すには看護師転職サイトを使う以外に方法がありません。
なぜなら、「残業代の有無」or「残業時間の本当の実態」は求人情報に書いていないから。

例えばこちらの求人情報。
残業の情報がないことに注目してください。

注意:書いてない = ブラックではありません

というわけで転職サイトを使わない限り、ブラックの見分けができず回避できません。
ぜひ転職サイトをフル活用して、しっかりお金をもらいましょう。

転職サイトの選び方や具体的な導入方法は、看護師転職サイトの選び方+おすすめ3選【脱ブラックしよう】で解説しています。
ブラック転職したくなければ必見ですよ!!

参考 / 引用
・「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査-調査結果概要
・医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査  厚生労働省職業安定局需給調整事業課
・労働基準法 e-Gov法令検索

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