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【答え】看護師転職サイトと直接応募どっちが良い?【両方です】

2023年6月4日

「看護師転職サイトと直接応募ってどっちがいいんだろう・・・?
気になる求人があったら、自分で直接電話した方がいいのかな?
うーん…両方のメリットとデメリットを詳しい看護師から教えてもらいたい」

こういった疑問にお答えします。

  本記事の内容

本記事を読む前にまず答えをお伝えすると、気になる求人があれば直接電話してOKですよ。
ただ危ない点もあるので、デメリットは後述します。

  • この記事を書いた人

オッシー

・精神科急性期病棟で13年間看護師を経験
・看護師転職サイト58社リサーチ:定番サイト8社登録
・関連資格5つ:保健師, 公認心理師, 精神保健福祉士, 社会福祉士, ケアマネ

資格登録証

転職サイトからの登録完了メール。
(看護roo!、レバウェル看護、ナース人材バンク)

レバウェル看護登録メール

1. 看護師転職サイトと直接応募【メリット・デメリットの比較】

看護師転職サイトと直接応募を比較しますね。

看護師転職サイト直接応募
メリット非公開求人。内部情報。完全サポート。採用されやすい。
デメリット担当者との相性が悪いと逆効果。情報が正しいかわからない。欲しい情報がわからない。
向いてる人忙しい。正確な情報が欲しい。一人で転職活動したい。

看護師転職サイトのメリット

まず看護師転職サイトを使うと、内定まで完全サポートしてもらえます。

  看護師転職サイトのサービス

  • 求人紹介:あなたに合った求人を提供してもらえる
  • 内部情報の提供:知りたい内部事情を教えてもらえる
  • 履歴書添削:良い印象を与える書き方を教えてもらえる
  • 面接対策:上手い表現を教えてもらえる
  • 退職アドバイス:退職理由の上手い言い回しがわかる

①求人紹介には、一般に公開されていない「非公開求人」があります。
そして、非公開求人は応募が殺到する「好条件」の傾向がありますね。

応募の殺到を避けるため、あるいは掲載する前に求人の募集が終了してしまうリスクを低減させるために、サイト上に掲載されていない求人が多くございます。
ご登録していただいた方を優先に、非公開求人をご案内させていただいております。

レバウェル看護 よくある質問

②の内部情報は、転職サイトのアドバイザーに頼むと、求人票に載っていない情報をリサーチして教えてもらえます。

例えばこんな情報です。

  • 残業の”本当の実態”
  • 残業代の有無
  • 看護師の年齢層
  • 定着率 or 離職率

こういった情報が手に入れば、定時で帰れたり、(残業しても)残業代がもらえますね。
逆に情報がなければ、転職後はずっとサービス残業かもです…

実際にアドバイザーへ残業代を調べられるか質問したメールがこちら。
「電話で伝えられます」と返答がありました。

③履歴書添削、④面接対策、⑤退職アドバイスも助かりますね。

面接前にどのようなことに気をつければ良いのかなどのアドバイスはもちろん、模擬面接なども承っております。
ご希望があれば一緒に面接へ同行し、面接直前までサポートさせていただきます。

レバウェル看護 よくあるご質問

こんな感じで看護師転職サイトを使うと、完全サポートしてもらえます。

直接応募のメリット

直接応募のメリットは、採用されやすいことです。
なぜなら求人(医療機関)の採用コストがゼロになるから。

例えば、あなたが直接応募でA病院に転職した場合、A病院はどこにもお金を払う必要がありません。

一方であなたが転職サイト経由でA病院に転職すると、A病院は転職サイトに紹介手数料を払う必要があります。

医療機関はお金をかけたくないので、直接応募の方が採用されやすいです。

「それじゃ転職サイトを使うと不利になるのでは?」と思うかもですが、心配いりません。
理由は【断言】看護師転職サイトは不採用になりやすいは本当?【デマです】で解説しています。

次はデメリットを比較します。

看護師転職サイトのデメリット

転職サイトは、担当アドバイザーと相性が合わないことがあります。
例えば、希望に合った求人を紹介してくれない。話が一方的で電話がしつこいなど。
Twitterなどで口コミを見たことがあるかもしれません。

私が使った転職サイトの中ではマ○ナビ看護師は最悪だった。看○rooも電話がしつこかった…

Twitter りぃ

実際に私も「なんでこのアドバイザーは聞いてもいない病院の福利厚生の話を長々してんだろう・・・」と思ったことがあります。

  転職サイトのデメリット対処法はカンタン

いざとなれば、退会 or 担当変更してしまえばいいんです。
実際に私もちょっと相性が…ってサイトは退会しました。

退会方法は看護師転職サイトの3つの退会方法【私は失敗したけどカンタンですで解説しています。

  アドバイザーとの相性は逆もまたしかり…

ドンピシャの凄腕アドバイザーと出会えると、生々しい情報を教えてもらえます。
例えば、残業代が何分単位で出るか。看護部長がどんな人か。転職していった看護師がなぜ辞めたのかなど…。
看護roo!のアドバイザーさんはマジで最高でした)

直接応募のデメリット

直接応募のデメリットは、求人情報が正しいかわからないことです。
残念ながら、事実と違う情報を載せる医療機関があります。
例えば、私の病院はこんな感じでした。

私の病院の求人票事実
新卒平均30.6万28.8万
賞与金額4か月3か月
月平均時間外労働時間なしありまくり

  「残業なし」の恐怖の実態

急性期病棟でしたが、”残業なし”と書いてありました。
なぜ”残業なし”かというと・・・私が新人の頃、上司から言われた言葉がこちら。

「仕事は楽しいって思ったら、残業って概念がなくなるんだよ」

これが求人情報の「残業なし」の正体です・・・

余談:私は直接応募で就職しました。学生の頃、転職サイトの存在を知らなかったからです。
もし転職サイトを使っていたら、13年間で残業代0円の悲劇は起こらなかった…

  直接応募の2つ目のデメリット

直接応募だと欲しい情報がわかりません。
例えば、こういう情報は求人票に載っていません。

  • 残業の実態
  • 残業代の有無
  • 看護師の年齢層
  • 定着率 or 離職率

実際の求人票を見てみます。
上記の情報が書いていないことにご注目ください。

看護師転職サイトの闇より注意すべきこと= 医療機関の闇

もちろん、事前見学すればわかることもありますが、やはり限界があります。
例えば、「残業代の有無」なんかは直接聞くのには鋼のメンタルが必要ですし、教えてもらえるとは限りませんよね。

内部事情を知るには、やっぱり転職サイトのリサーチが必須ですね。

というわけで、メリットとデメリットを振り返ります。

看護師転職サイト直接応募
メリット非公開求人。内部情報。完全サポート。採用されやすい。
デメリット担当者との相性が悪いと逆効果。情報が正しいかわからない。欲しい情報がわからない。
向いてる人忙しい。正確な情報が欲しい。一人で転職活動したい。

看護師転職サイトを使ってみようかなと思ったら、看護師転職サイトの使い方【登録前の3つの注意点はわかりますか?】をご覧ください。

2. 看護師転職サイトなしで「直接応募」する5つの手順

ここからは直接応募の手順をご紹介します。

  • 手順①:求人情報の収集
  • 手順②:応募書類の準備
  • 手順③:問い合わせと応募
  • 手順④:面接の準備
  • 手順⑤:面接とフォローアップ

手順①:求人を検索の収集

希望する地域や勤務条件に合った求人情報を収集します。
情報は病院やクリニックの公式サイトから入手できますね。

手順②:応募書類の準備

求人情報に掲載されている応募方法に従い、書類を準備します。
一般的には、履歴書、職務経歴書、資格・免許証の写し、学位証明書などが必要です。

手順③:問い合わせと応募

応募先へ電話やメールで問い合わせ、求人に関する詳細を確認します。
応募方法や提出書類、面接の日程や方法などを確認します。
その後、指示に従って応募書類を提出します。

履歴書には、自己PRや過去の経験、資格、スキルなどを記入し、具体的でわかりやすくアピールしましょう。

手順④:面接の準備

応募が受理されたら、面接のための準備を始めましょう。
面接で尋ねられる質問に備えます。

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 経験やスキル
  • 前職での困難な状況とそれをどう乗り越えたか

求人の特徴や理念も事前に調べ、面接での質問や回答に役立てましょう。

手順⑤:面接とフォローアップ

面接当日は、自信を持って話すように心がけましょう。
相手の質問に丁寧に回答し、自分の強みや意欲をアピールします。
採用が決まったら、「いつから働くのか」などの入職のスケジュールを決めましょう。

以上が直接応募の一般的な手順です。

3. 看護師転職サイトか直接応募で迷ったら両方です

迷ったら両方から転職活動を進めて大丈夫ですよ。
別に看護師転職サイトを登録したら、直接応募禁止!!なんてルールはありませんよね。

両方から進めると、求人のとりこぼしがありません

医療機関のなかには、転職サイトを使っていないところがあります。
厚生労働省のアンケート調査を見ると、78.7%の医療機関が転職サイトを利用しています。
裏を返すと11.3%は利用していません。

  医療機関が利用した採用方法

医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査 厚生労働省 強調 筆者 【補足:民間職業紹介事業者 = 転職サイト】

例えば、国公立の病院は転職サイトを使わない傾向があります。
転職サイトを使わなくても、ブランド力で看護師が集まるからですね。

というわけで、両方から進めた方が求人の取りこぼしがないですね。

転職サイトと直接応募を同時に進めるときの注意点

  • 転職サイト経由で面接が決まった後に直接応募に切り替えはNG。
  • 1つの求人に同時に「転職サイト」と「自己応募」同時はNG

 転職サイト経由で面接が決まった後に直接応募に切り替えはNG

そもそも切り替える意味がありませんね。
もちろん直接応募の方が採用されやすいのは事実です。
しかし面接をOKした時点で、求人は採用する意思があるので、そのまま転職サイトを使って大丈夫です。

最初から採用する意思がなければ、そもそも求人は面接OKしませんよね。

  1つの求人に「転職サイト」と「直接応募」同時はNG

医療機関に複数人が応募したと誤認させ、損害を与えてしまいます。
1つの求人につき、応募は1か所からだけです。
例えば、転職サイト経由でA病院に応募したら、直接応募でA病院に連絡はNGです。

転職サイトを複数使うときも、1つの求人につき1つの転職サイトから応募が原則です。

というわけで、注意点を知りつつ、自由に転職活動を進めていきましょう。
転職の主役は、あなたですよ(`・ω・´)ゞ

看護師転職サイトの使い方を知りたい方は看護師転職サイトの使い方【登録前の3つの注意点はわかりますか?】をご覧ください。

看護師転職サイトの選び方はこちらです。

参考 / 引用
・医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査 厚生労働省

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