「なんで精神科看護師だけ性格悪いって言われるの??
精神科に興味あるのにテンション下がる・・・」
こんにちは公認心理のオッシーといいます(ペコリ😌)
「精神科だって性格が悪い看護師もいれば、良い人もいるはず。
なのに『精神科=性格悪い』って言ってる人がかなりいる・・・」
こんなふうに、自分にとっての当たり前が、揺らいでいませんか?
本記事では、あなたの当たり前が正しいことを証明します!!
さらに、性格の悪い看護師と仕事するイライラを和らげる方法も解説
本記事内容(所要時間0:05)
- 精神科看護師性格=性格悪いはデマ
- 【事実】精神科は【性格が悪い看護師】の割合が多い
- 性格の悪い看護師の対処法【タイプ別は無意味】
- 性格の悪い看護師は避けられない【けど心理は読み解ける】
- 精神科看護師だけがもつ隠された心理背景
- 性格の悪い看護師の心理を一歩踏み込んで読み解く
それでは
1. 精神科看護師性格=性格悪いはデマ

あなたではありません。
間違っているのは、『精神科看護師=性格が悪い』と言ってる人たち。
あなたは間違ってません!!
13年働いてきたから言いますけど、性格が悪い看護師はたしかにいる。
でも、優しくて話し合える同僚や先輩はそれ以上にいました。
性格が良い人もいれば、悪い人もいる。
ここは100%譲りませんっ!!
だけど、こちらのGoogleサジェストが気になりますよね?





1つ事実があります。
2. 【事実】精神科は【性格が悪い看護師】の割合が高い

精神科は【性格が悪い看護師】の割合が高いは、事実。
なぜなら、精神科の方が一般科より、看護師の総数が少ないから。
これって、罰ゲームのわさび寿司と同じ
全体の数が少ないと、わざび寿司が目立って見えません?
同じことが『精神科=性格が悪い』にあてはまるんです。
医療労働 看護職員の労働実態調査よると、
一般病棟で働いてる看護師の割合は53%。
精神病棟は3.8%。 その差は約14倍。
目立つ = 数が多い??

Googleサジェストのからくりはコレ
精神科看護師はそもそも人数が少ない
↓
性格が悪い人がいると、目立つ
↓
目立つと数が多いように錯覚する
↓
精神科看護師は性格が悪い
「精神科だけ性格悪いって言われるはおかしい!!」
そう思ったあなた!!
正しいっ!!
いやでもマジで、
性格の悪い看護師っていますよね…
3. 性格の悪い看護師の対処法【タイプ別は無意味】

まず一番大切なことを言わせて下さい。
自分が悪かったと思っちゃダメ!!
これはゼッーーータイ守って下さい!!
間違っているのは、言葉で攻撃してきたあいつ。
あなたは悪くない。
ナイフで胸を刺されて血が出てるのに、
「すいませんでした」なんて頭下げませんよね??
タイプ別は無意味
例えば
- 人の悪口ばかり言う看護師
- 人のあら探しばかりする看護師
- マウンティング看護師
- 先輩と後輩で態度を変える看護師
こんなカテゴリー分けって、
意味ないと私は思ってます。
なぜなら対処法は同じだから。
- 近づかない(物理的にも心理的にも)
では、近づかないようにできないとき、
どうすれば良いかいっしょに考えていきましょう。
4. 性格の悪い看護師は避けられない【けど心理は読み解ける】
相手の心理が読めると、
メントスを噛んだときのように
気持ちがすーっとします。
じっさいにやってみます!!
マウンティング看護師
「ほんと使えない 看護師辞めたら? 向いてないよ草」
ありがちな反応がこちら
ムカつく
↓
性格悪いなこいつ
性格が悪いみたいなフワフワした理由に落とし込んでも、
気持ちは落ち着きませんよね。
「性格が悪い」の代わりに、
ここに落とし込んでみます。
- 休憩取れなくて、腹減ってんだろな…
- 寝不足なんだろな…
- 彼氏とうまくいってないんだろうな…
カテゴリー分けするとこんなカンジです
外的要素 | 内的要素 | |
---|---|---|
自分に原因 | ||
相手に原因 | 忙しい、空腹、睡眠不足、彼氏 |
「いやっ知らんしっ!!」って思いながらも、
「まぁ…自分もお腹空いたらイライラするかぁ…」って
ちょっとわかる気もしますよね。
このちょっとわかるが、メントス効果で、すーっとします
心理は読み間違えてOK
あなたの感情が和らげば、それでいいから。
自己嫌悪になったり、イライラが取れないのが一番マズい。
まずは相手の外的要素を探ってみることをオススメします
ここから深堀りです。
難しいと思ったら、閉じてしまって、ぜんぜんOKです。
精神科で働くときの重要キーワードがあります。
5. 精神科看護師だけがもつ隠された心理背景

これは13年間の経験で得られた私の考察です。
精神科看護師は、自分自身の心を癒やすために精神科を選ぶ
『自分自身の心を癒やす』がキーワードです。
一般科と精神科の決定的な違い
例えば、こんな一般看護師いませんよね。
- 自分がいま肺炎だから、呼吸器科で働いてる。
- 自分がいま骨折してるから、整形外科で働いてる。
しかし、精神科ではこれがありうるんです。
- 自分がいま精神的に病んでいるから、精神科で働いてる
なぜなら、自分の心も癒せると無意識で考えているから。
例えば、看護師になる20,30代の心理状態はこちらでわかります。

20,30代が直面する危機はこちら
エリクソンの発達課題
発達課題 | 心理社会的危機 | |
青年期 | 同一性(identity) | 同一性混乱 |
成人期 | 親密 | 孤立 |
精神的危機を及ぼすライフイベント
もちろん、10代が順風満帆だった人もいます。
一方で、このような経験をした人もいるはず。
- 失恋
- いじめ
- 性差別
- 親の離婚
- 受験の失敗
周りのサポートで、乗り越えた人もいる。
一方で、乗り越えられなかった人もいる。
そのような人が看護学生・現役看護師だったら、こんなふうに考えても不思議じゃありません。
「もし精神科看護師になれば、
自分自身の心も癒やすことができるかもしれない
誰も口にしませんが、自分を癒やす目的で精神科で働いている人は、
じつは多いのではないかと私は推察してます。
しかし、誰もが過去を克服できるわけじゃありません。
精神科看護師になったけど、うまくいかなった場合を考えます。
6. 性格の悪い看護師の心理背景にもう一歩踏み込む

例えば、
役職があり、すでに地位を確立してるのに、新人をいじめる。
新人なのに、先輩看護師に偉そうな態度を取る。
性格が悪いと思われがちですが、
実はこんなふうにも考えられます。
役職がついてる看護師
ほんとは医者になりたかった。けど受験に失敗して医学部に入れなかった。
だから今も医師に対して劣等感を抱えている。
その劣等感を弱い立場の新人にぶつけている。
新人看護師
親に手に職をつけろと言われただけで、本当は看護師になりたくなかった。
だから、親への反発心を先輩看護師に向けている。
わかりますよ・・・「知らんがな!!」ですよね。
でも、「もし自分が同じ立場だったとしたら」と想像すると、
1ナノミクロンはわかりますよね。
外的要素 | 内的要素 | |
---|---|---|
自分に原因 | ||
相手に原因 | 受験の失敗、 親との確執 |
精神科には、穏やかで、静かな看護師も多いです。
でも、それってほんとに性格が良いからなのかって考えると、
違った人物像が浮んでくることがあります。
まとめ
精神科に興味があって、
いつか精神科で働くときは、
ぜひ「自分自身の心を癒やす」というキーワードを思い出してみて下さい。
性格悪いと思ってた人の隠れた心理背景が読めて、イライラした気持ちが落ち着きます。
とまぁ、こんなカンジで、
精神科で働くと心理を推測する技術も磨けるので
おもしろいですよ〜