「精神科看護師が性格が悪いって本当なのかな…なんで精神科看護師だけ性格悪いって言われるんだろう… 精f神科看護師になったら、ひどい目に遭わないかな…」
本記事内容
- 精神科看護師性格=性格悪いはデマ
- 【事実】精神科は【性格が悪い看護師】の割合が多い
- 性格の悪い看護師の対処法【タイプ別は無意味】
- 性格の悪い看護師は避けられない【けど心理は読み解ける】
- 精神科看護師だけがもつ隠された心理背景
- 性格の悪い看護師の心理を一歩踏み込んで読み解く
こんにちはオッシーといいます(ペコリ😌)
元精神科看護師でした。
本記事は精神科に興味があって、いつか精神科看護師として働いてみたいという方に向けて書きました。
まず先に答えから言うと「精神科看護師 = 性格が悪い」はデマなので心配いりません。
ではなぜデマだと言えるのか解説していきますね。
1. 精神科看護師性格 = 性格悪いはデマ
結論から言うと、「精神科看護師 = 性格が悪い」は間違っています。
当たり前の話ですが、正解は「性格が悪い人」もいれば「良い人」もいる。
そしてほとんど人が「ごく一般的な性格」です。
でもいざググると、こうなってるんですよね、、、
- 内科 看護師 性格
- 外科 看護師 性格
- 精神科 看護師 性格悪い
なぜ精神科だけサジェストで、「性格悪い」が出るのでしょうか?
2. 【事実】精神科は「性格が悪い看護師」の割合が多い
精神科は「性格が悪い看護師」の割合が多いは、事実です。
理由は、精神科は一般科より看護師の総数が少ないからです。
例えば、「日本医療労働組合連合会」に所属してる病棟看護師でいうと、精神科は一般科の1 / 20の人数しかいません。
精神科:2
一般科:40
性格の悪い看護師が1人がいたときの割合
精神科:50%
一般科:2.5%
性格の悪い看護師が同じ数だったしても、精神科の方が「割合」は多くなりますね。
性格の悪い看護師は目立つ
グーグルの「精神科 看護師 性格悪い」のサジェストのからくりはこんな感じです。
- 精神科看護師は人数が少ない
↓ - 少ないグループに「性格が悪い看護師」がいると目立つ
↓ - 目立つと数が多いように見える
↓ - 精神科看護師は性格が悪い
上記はあくまで私の推測なので、間違っていたら訂正します。
「精神科の方が性格の悪い看護師の数が多いっていうデータあるよ」って方がいたらDMください!!
とはいえ、性格の悪い看護師はゼロじゃないので対策法を見ていきましょう。
3. 性格の悪い看護師の対処法【タイプ別は無意味】
まず大切なことは、自分が悪かったって思っちゃダメです。これはゼッタイ守って下さい。
間違っているのは、攻撃してきたあの看護師で、あなたではありません。
ナイフで胸を刺されて血が出てるのに、「すいませんでした」って頭を下げるっておかしいですよね。
なぜ被害者が謝らないといけない、、、
性格のタイプ別は無意味
例えばこんな感じです。
- 人の悪口ばかり言う
- 人のあら探しばかりする
- マウンティング
- 先輩と後輩で態度を変える
こういうカテゴリー分けは意味ないと私は思ってます。
なぜなら対処法は同じだから。
近づかない
では、近づかないようにできないとき、
どうすれば良いか考えていきましょう。
4. 性格の悪い看護師は避けられない【けど心理は読み解ける】
相手の心理が読めると、気持ちがスーッっと落ち着きます。
じっさいにやってみます。
マウンティング看護師
「アナタほんと使えないね、看護師辞めたら? 向いてないよ」
ありがちな反応がこちら
ムカつく
↓
性格悪いなこいつ
性格が悪いみたいなフワフワした理由に落とし込んでも、気持ちは落ち着きませんよね。
「性格が悪い」の代わりに、こちらに落とし込んでみます。
- 休憩取れなくて、腹減ってんだろな…
- 寝不足なんだろな…
- 彼氏とうまくいってないんだろうな…
カテゴリー分けするとこんなカンジです
外的要素 | 内的要素 | |
---|---|---|
自分に原因 | ||
相手に原因 | 忙しい・空腹・睡眠不足・彼氏とうまくいってない |
「いや知らないし!!」って思いながらも、「まぁ…自分もお腹空いたらイライラするかぁ〜」ってちょっとわかる気もしますよね。
心理は読み間違えてOK
あなたの感情が和らげば、それでOKです。
自己嫌悪になったり、イライラが取れないのが一番マズいですね。
まずは相手の外的要素を探ってみることをオススメです。
ここから深堀りです。
難しいと思ったら、読むのを止めてしまってOKです。
精神科で働くときの重要キーワードがあります。
5. 精神科看護師だけがもつ隠された心理背景
これは13年間の経験で得られた私の考察です。
精神科看護師は、自分自身の心を癒やすために精神科を選ぶ。
『自分自身の心を癒やす』がキーワードです。
一般科と精神科の決定的な違い
例えば、こんな一般看護師いませんよね。
- 自分がいま肺炎だから、呼吸器科で働いてる
- 自分がいま骨折してるから、整形外科で働いてる
しかし、精神科ではこれがありえます。
- 自分がいま精神的に病んでいるから、精神科で働いてる
なぜなら、自分の心も癒せると無意識で考えているから。
例えば、看護師になる20, 30代の心理状態はこちらでわかります。
20〜30代が直面する危機がこちら
エリクソンの発達課題
発達課題 | 心理社会的危機 | |
青年期 | 同一性(identity) | 同一性混乱 |
成人期 | 親密 | 孤立 |
精神的危機が及ぼすライフイベント
もちろん、10代が順風満帆だった人もいます。
一方で、このような経験をした人もいるはず。
- 失恋
- いじめ
- 性差別
- 親の離婚
- 受験の失敗
周りのサポートで、乗り越えた人もいる。
一方で、乗り越えられなかった人もいる。
そのような人が看護学生・現役看護師だったら、こんなふうに考えても不思議じゃありません。
もし精神科看護師になれば、自分自身の心も癒やすことができるかもしれない
誰も口にしませんが、自分を癒やす目的で精神科で働いている看護師は、じつは少なくないと私は推察してます。
しかし、誰もが過去の心の傷を克服できるわけじゃありません。
精神科看護師になったけど、うまくいかないこともあります。
6. 性格の悪い看護師の心理背景にもう一歩踏み込む
例えば、役職があってすでに地位を確立してるのに、なぜか新人をいじめる。
一方で、新人なのに先輩看護師に偉そうな態度を取る。
性格が悪いと思われがちですが、実はこのようにも考えられます。
役職のある看護師
ほんとは医者になりたかった。けど受験に失敗して医学部に入れなかった。
だから今もその劣等感を弱い新人にぶつけている。
新人看護師
親に手に職をつけろと言われただけで、本当は看護師になりたくなかった。
だから看護に対する反発心を先輩看護師にぶつけている。
もちろん「そんな人の過去なんて知らないよ」って思うかもですが、「もし自分が同じ立場だったとしたら」と想像すると、少し理解できると思います。
外的要素 | 内的要素 | |
---|---|---|
自分に原因 | ||
相手に原因 | 受験の失敗、 親との確執 |
精神科には、穏やかで、静かな看護師も多いです。しかし、それは「本当に性格が良いのか?」って考えると、違った人物像が浮んできます。
まとめ
精神科で働く日が来たら、ぜひ「自分自身の心を癒やす」というキーワードを思い出してみて下さい。
性格悪いと思ってた人の隠れた心理背景が読めるかもしれません。
もし精神科に転職しようかなと思ったら、ぜひこちらをご覧ください