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フェルメールの【デルフト眺望】は過去1回だけアメリカで出展された話

2022年6月9日

「フェルメールのデルフト眺望ってオランダから門外不出だけど、
過去に海外で出展されたことなかったっけ?」

この記事は、こんな疑問のある方に向けて書いてます。

はじめまして(ペコリ😌)
公認心理師のオッシーといいます。
私もフェルメールが好きで、全点踏破踏したマニアです。

それでは疑問にお答えしていきますね。

1. フェルメールの【デルフト眺望】はアメリカで出展されたことがある

デルフト眺望(View of Delft) が歴史上初めて、
ヨーロッパ外で展示されたのがこちらです。

  デルフト眺望 ヨーロッパ以外での初展示情報

  • 期間:1995年11月12日〜1996年2月11日
  • 場所:ワシントン・ナショナル・ギャラリー(National Gallery of Art)
  • 展覧会名:ヨハネス・フェルメール (Johannes Vermeer)

National Gallery of Artの公式HPのバックナンバーを見てみましょう。

赤線の翻訳がこちら。

画像引用 Deepl

ハーグのマウリッツハイス美術館から貸し出された「デルフト風景画(デルフト眺望)」は、ヨーロッパ以外では見ることができなかったものです。

答え:デルフト眺望は1995-1996年アメリカのワシントンD.C.の
ナショナル・ギャラリーに出展された!!

ああ、スッキリ!!

これでこの記事の本題はおしまいですw
もうページ閉じてOKですw
あとはマニアがうだうだと喋ってるだけです…

1995-1996年 Johannes Vermeer展の破壊力

フェルメール作品が20点!!
歴史上最大スケールでした。
1996年以降、今でもこの記録は塗り替えられていません!!

  Johannes Vermeer展のフェルメール作品(※2)

  • デルフト眺望 (View of Delft)
  • 真珠の耳飾りの少女 (Girl with a Pearl Earring)
  • マリアとマルタの家のキリスト(Christ in the House of Mary and Martha)
  • 音楽の稽古 (A Lady at the Virginal with a Gentleman) (The Music Lesson)
  • 手紙を書く女 (A Lady Writing)
  • 天秤を持つ女 (Woman Holding a Balance)
  • 赤い帽子の女 (The Girl with the Red Hat)
  • フルートを持つ女 (Young Girl with a Flute)
  • 手紙を書く女と召使い (Lady Writing a Letter with Her Maid)
  • 地理学者 (The Geographer)
  • レースを編む女 (The Lacemaker)
  • 真珠の首飾り (Woman with a Pearl Necklace)
  • ヴァージナルの前に座る女 (A Lady Seated at the Virginal)
  • ヴァージナルの前に立つ女 (A Lady Standing at the Virginal)
  • 小路 (The Little Street)
  • 青衣の女 (Woman in Blue Reading a Letter)
  • ダイアナとニンフたち (Diana and Her Companions)
  • 聖女プラクセデス (Saint Praxedis)
  • 窓辺で水差しを持つ女Young Woman with a Water Pitcher)
  • 信仰の寓意Allegory of Faith)

す、すごい数ですね!!

Johannes Vermeer展はワシントンD.C.の後、
オランダのハーグで開催されました(1996年3月1日〜6月2日)。

デルフト眺望の足跡

デルフト眺望は1996年以降は門外不出。
しかし、過去にヨーロッパ内で出展されてます。

  デルフト眺望の出展歴(※3

  • 1921年 パリ
  • 1929年 ロンドン
  • 1945年 アムステルダム
  • 1950年 デルフト
  • 1966年 パリ
  • 1986年 パリ

実は2009年にもう一度、ワシントンD.Cに出展される予定でした。
しかし保存状態を悪化させないためキャンセルになりました。(※4

ということは、デルフト眺望を巡礼するには、
オランダのハーグに行くしかありません。

2. フェルメールを巡礼するときの注意点

オランダ デルフト 2014

私が巡礼中にミスったポイント…

  美術館チェックポイント3つ

  • 休館曜日
  • 改修工事してないか
  • ほかの美術館へ出展してないか

美術館の公式HPチェックはマスト。
例えば、デルフト眺望ならこちら。
マウリッツハイス美術館

公式サイト以外でオススメのサイトはこちら
他の美術館で貸し出しされていないかなど、
リアルタイム情報がわかります。

海外の美術館は工事しまくってますので、
ホント注意ですwww

私はドイツ・ブラウンシュヴァイクにある『アントン・ウルリッヒ公美術館』が工事中と知らずに、最寄りのドイツ・ハノーファー空港まで行ってしまいました・・・

あとは本も大事です。

3. フェルメールが今より好きになれる本

巡礼に役に立つ5冊紹介します。
順番に読むと挫折しません。

  フェルメールが今より好きになれる本

  • 謎解きフェルメール
  • フェルメール全点踏破の旅(⇐ココまで読めば十分!!)
  • フェルメール 謎めいた生涯とその全作品
  • フェルエールの世界
  • フェルメール論

さらりと紹介します。

  謎解きフェルメール

初めての方にはまずこちらがオススメ。
薄い本なので、サクッと読み切れます!!
デルフトの写真が多いので、
今すぐ巡礼したくなるので注意!!

  フェルメール全点踏破の旅

すぐに行けなくても、ヴァーチャル巡礼できます!!
「はぁ〜、美術館に行くまでの電車や飛行機のルートとか紹介されたら、行きたくなるじゃん」とため息ながらどうぞwww

この2冊までで充分楽しめます。
こっから先がマニアック本!!

  フェルメール 謎めいた生涯と全作品

巡礼中にもっていきたい本No1。
コンパクトなのに情報量が多く飽きません。
私は飛行機の中でずっと読んでました!!

  フェルメールの世界

この本を楽しいと思ったら、
あなたはフェルメール・マニアwww
作品というより『フェルメールの人生』がわかります。

  フェルメール論

キング・オブ・フェルメールブック!!
解説本の頂点に君臨してます。
これさえあれば、もう何もいらないwww

今回はこれで以上です。
ありがとうございますペコリ😌

参考 / 引用
※1 National Gallery of Art
※2 National Gallery of Art News Release
※3 Essential Vermeer 3.0
※4 Book reviews by art historian Drs Kees Kaldenbach
The Pride of Place: Dutch Cityscapes of the Golden Age / Bewonderde Stad, Hollandse Stadsgezichten uit de Gouden Eeuw
Book review by art historian Drs Kees Kaldenbach

  ① 謎解きフェルメール

  ②フェルメール全点踏破の旅

  ③フェルメール 謎めいた生涯と全作品

  ④フェルメールの世界

  ⑤フェルメール論

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