精神科に向いてる人が知りたい20代看護師 「精神科看護に向いてる人の特徴ってなんだろう? 自分は精神科に向いてるかな…精神科看護をやってみたいけど、どんな人が働いてるんだろう?」
こんな疑問や不安をもっていませんか?
本記事の内容です
精神科って特殊なイメージ…興味はあるけど「本当に自分に合うかな…」って不安になりますよね。
そんなあなたに、13年間精神科で働いてきた私が「精神科に向いてる人の特徴」「チェックリスト」を今回ご紹介します。
この記事を読んだら、精神科で働くイメージが湧いて、自信を持って次のステップに進めるようになるはず!!
それでは「向いてる人の特徴」から見ていきましょう(`・ω・´)ゞ
1. あなたは精神科看護師にピッタリ?【向いてる人の3つの特徴】
精神科に向いてる人はこちらの3つの特徴があります。
- コミュニケーションが好き
- 感情コントロールができる
- 長期的な治療に焦らず待てる
向いてる人①:コミュニケーションが好き
まずは話を聞くのが好きかどうかです。
精神科看護師は、患者さんが何を考えて、どういう気持ちなのかを理解することが重要です。
例えば職場の人間関係で抑うつ状態になった患者さんと接したときです。アドバイスをするより、まず話をじっくりと聞くことができたら、この特徴に合っています。
向いてる人②:感情コントロールができる
2つ目の特徴は「自分自身の感情をうまくコントロールできる」です。
精神科では患者さんの感情が高ぶることがあります。
例えば患者さんが怒って「ふざけんな、このヤロウ!!」と訴えるときでも、自分の感情を冷静に保てる人です。
向いてる人③:長期的な治療に焦らず待てる
3つ目は「焦らずじっくり待てる」です。
精神科の治療は時間がかかる場合が多いです。2, 3日で病状が良くなるわけではありません。
例えば治療が半年〜1年かかることもめずらしくありません。こういうとき患者さんの回復するペースに合わせて、小さな進歩を喜べるなら精神科に向いています。
「自分は向いてないかも…」と思いませんでしたか?
3つの特徴に当てはまらなくても、ぜんぜん心配しなくて大丈夫ですよ。
過去の私もそうでしたが、こういった特徴やスキルは経験を積むことで、少しずつ身についていくものです。最初からカンペキな人なんていませんよね?
チャンレンジして経験を通じて、自分の成長を感じられたら自信もつきます。
今の段階では精神科に向いてる人は、①コミュニケーションが好き、②感情コントロールができる、③長期的な治療にも焦らず待てる、と覚えておきましょうね。
2. 精神科看護師になる前に!【不安を解消する自己チェックリスト】
次は今のあなた自身が精神科に向いてるか、具体的にチェックしていきましょう。
向いてるかチェックポイント
- 精神科に興味はある?
- 人と話すのは好き?
- イレギュラーに対応できる?
向いてるか①:精神科に興味はある?
精神科は少し特殊ですから、やっぱり興味がないと続かないですね。
ぜひ精神科に関する作品に触れてみて興味が湧くかチェックしてみましょう。
例えば私が過去に見た作品です。漫画はブラック・ジャックによろしく。映画はビューティフル・マインド。参考書だとはじめての精神科(←これで統合失調症、うつ病といった代表的な精神疾患が学べます)
チェックリスト
- □ 精神疾患に興味を感じる
- □ 精神科の作品を見ても飽きない
- □ 精神科医療をこれから学びたい
いくつチェック付きましたか?
向いてるか②:人と話すのは好き?
精神科は人とのコミュニケーションが多いですね。
ぜひ次のシフトで普段話さないスタッフに簡単な挨拶をしてみましょう。
チェックリスト
- □ 知らない人と話すのが怖くない
- □ 友達や同僚と話すのが好き
- □ 患者さんの話をゆっくり聞ける
こちらもいくつチェック付きましたか?
向いてるか③:イレギュラーに対応できる?
精神科では予測できないことが起こります。
ぜひこれまでの職場でのトラブルを思い出してみてください。
チェックリスト
- □ トラブルが起きても冷静に対処できてる
- □ 新しい状況にすぐ適応できる
- □ 急な予定変更でもあわてない
9つのチェックリスト、いくつ当てはまりましたか?
- 7~9個:精神科看護師に向いてる可能性大!!
- 4~6個:基本的な素質あり!! あとは経験を積んでみよう
- 0〜3個:まだ向いているかわからないけど、興味があるなら挑戦してみるのもあり
もちろんこれは専門的な評価基準ではありませんが、おおまかな目安として役に立ててもらえたらです
(ちなみに私は6個でした…)
3. あなたの未来イメージ【精神科で活躍する3タイプの看護師】
それでは最後です。
精神科ではどんな看護師が働いてるかを経験談を交えてご紹介します。
- 新人看護師
- キャリアチェンジした看護師
- ベテラン看護師
タイプ①:新人看護師
まず新人でも精神科で働いて、しっかり成長できます。
新人看護師はコミュニケーションが好きだったり、精神的な悩みを持つ人に強い興味を持っています。
実際に私も新卒で精神科に飛び込んだ一人。もちろん初めは技術に不安があったけど、1年も経てば基本的な看護技術(採血や点滴など)もしっかりと身につき自信をもってケアができるようになりました。
タイプ②:キャリアチェンジした看護師
一般科から転職する看護師もたくさんいます。
キャリアチェンジした人たちは、一般科の患者さんの精神的な問題に直面して、精神のケアを身につけたいと考えています。
例えば私の職場には摂食障害を学びたいと小児科から転職してきた看護師がいました。初めは精神科のやり方に慣れず大変そうでしたが、一般科の身体管理スキルを役立てながら活躍していました。
私の経験で言うと、キャリアチェンジした看護師は3年ほどでまた元の科に転職する人が多かったです。
タイプ③:ベテラン看護師
最後に精神科をずっと続けているベテラン看護師もいます。
「興味があるのは精神科だけ!!」ってくらい専門性を深めています。
例えば急性期から慢性期、外来、訪問看護と精神科のほぼ全ての領域を経験しているベテランの看護師もいました。
入退院を10回繰り返すほど治療が難しい患者でも対応でき、患者さんだけでなくスタッフからも信頼されていました。
精神科に合わなった看護師もいます
もちろん精神科に全ての看護師が合うわけではありません。
私の後輩にも他の科に転職した人も多くいます。理由の一つとして自分自身のメンタルコントロールが難しかったことがあります。
しかしその人たちも他の分野で活躍しているため、精神科が合わないと感じたら、ムリせず他の選択肢を考えてみるのも一つの方法です。
一歩、踏み出しましょう
精神科で働く看護師はおのおの自分に合った方法で経験を積んでいます。精神科が合わないと感じたとしても、それはそれでOK。
大切なのは、自分が何を求めどう成長したいのか。それがわかれば、必ず適した場所が見つかります。
なにより精神科に興味があるのにチャンレジしないのは、もったいないですよね?
もし精神科に興味があるなら、ぜひ次に進みましょう。
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