「ボブ・ディランって、
名前を聞いたことあるけど、どんな曲が有名?」
こんにちはオッシーです。
ボブ・ディランの名曲を紹介しまーす😉
本記事内容
まず私ですが、中2からのボブ・ディラン歴25年のファンです。
アルバム75枚は聴いています。
曲をただ並べるだけではつまらないので、
ボブ・ディランが名曲をぶっ壊したライブ版なども紹介します。
1.ボブ・ディランとはこんな人
1962年デビューして今なお活動しているアメリカのミュージシャン。
例えるなら、ビートルズが今も活動して新曲出してるイメージです。
年表
- 1941年:出生 アメリカ・ミネソタ州
- 1962年:デビュー
- 1965年:フォークとロックを融合
- 1978年:初来日
- 2016年:ノーベル文学賞受賞
- 2020年:最新アルバム(Rough and Rowdy Way)をリリース
- 2021年:配信ライブ(Shadow Kingdom)を発表
前置きすいません・・・
それでは曲の紹介です。
音源は一部除きyoutubeの公式チャンネル。
公式チャンネルにない曲は、Spotify。
2.ボブ・ディランの名曲4選
ボブ・ディラン名曲・代表曲
- Like a Rolling Stone
- All Along The Watchtower
- Tangled Up In Blue
- Blowin’ In The Wind
なぜこの4曲か
理由1:ライブ演奏回数がTOP10にランクイン
≒ボブ・ディラン自身が気に入ってる
参考:The Official Bob Dylan Site
理由2:ローリング・ストーン誌の読者のお気に入りTOP10にランクイン
=音楽好きのファンが好きな曲
参考:ローリングスートン誌とはアメリカの有名な音楽雑誌。
Rolling Stone Readers Pick Their 10 Favorite Bob Dylan Songs
ランキング
タイトル | 演奏回数ランク | 読者ランク | リリース年 |
Like a Rolling Stone | 2位 (2075回) | 1位 | 1965 |
All Along the Watchtower | 1位 (2268回) | 5位 | 1967 |
Tangled Up In Blue | 4位 (1685回) | 2位 | 1975 |
Blowin’ in the Wind | 5位 (1585回) | 7位 | 1863 |
演奏回数は2021年7月時点。
それでは1曲ずつ紹介します。
①Like a Rolling Stone/ライク・ア・ローリング・ストーン
ボブ・ディランのなかで1位2位を争う代表曲です。
いま聴くと、目新しさはないかもです。
しかし、1965年にこれほどのスケールの大きいロックはありませんでした。
2,3分の曲が主流だった60年代で「6分という長さ」も異例でした。
同じ1965年のヒット曲と聴き比べてみます。
ビートルズ
ローリングストーン
参考:洋楽情報サイト ~MUSIC BOX 1965年の全米NO.1ソング
ボブ・ディラン1人がこの2大バンドに、引けを取っていないことがわかります。
歌詞
失墜した上流階級の人間を皮肉った内容です。
Nobody’s ever taught you how to live out on the street
Like a Rolling Stone / Bob Dylan
路上での生き方なんて誰も教えてはくれなかっただろ
And now you’re gonna have to get used to it
でも今では、あんたはその生活に慣れなくちゃいけない
和訳:オリジナル
別バージョン
ボブ・ディランが飽きに飽きてテキトーに歌ったのがこちら。
これはこれで味がありますね・・・
余談:この白い顔はボブ・ディランが描いた自画像。
2曲目はこちら↓
②All Along The Watchtower/見張り塔からずっと
ボブ・ディランがライブで一番歌っている曲です。
音に無駄がなく奥行きがあります。
しかし、ディランが原曲のように演奏することはありませんでした。
理由は、こちらのカバーです。
ジミ・ヘンドリックス
歌詞
“There must be some way out of here”
All Along The Watchtower / Bob Dylan
「ここから抜け出さなくてはいけない」
Said the joker to the thief
ペテン師が盗人にそう言った。
和訳:オリジナル
別バージョン
原曲を最大級にぶっ壊したのはこちら。
これ以上のオールアロングはない!!
前半に歌詞詰めすぎ!!
3曲目はこちら↓
③Tangled Up In Blue/ブルーにこんがらがって
俗に言う、一回聴いてもわからない曲の代表格。
ディランが時間の概念を排除して、絵画の手法で作ったとされる曲。
「これなんかいいかも・・・」って1回で感じた人、天才!!
わたしは中2のとき初めて聴いたとき、なんでこの曲がベスト・アルバムに入っているのか理解できませんでした。
歌詞
We always did feel the same
Tangled Up In Blue / Bob Dylan
私たちは、いつも同じ気持ちだったけど、
We just saw it from a different point of view
ただお互いが別な視点から物事を見ていただけだったんだね。
和訳:オリジナル
このときボブ・ディランは夫婦関係が悪化していました。
そう考えると、わからなくもない歌詞。
別バージョン
ディランが出来に納得せず、ボツにしたテイク。
色んなアレンジで思考錯誤している姿が見えます。
最後の曲です。
わたしが説明するまでもない・・・
④Blowin’ In The Wind/風に吹かれて
ボブ・ディランのなかで最も有名かもしれません。
60年代の反戦メッセージとして使われました。
わたしたちからは遠い時代や社会背景ですが、
60年代の空気と調和して、大ヒットしました。
歌詞
Yes, and how many times must the cannonballs fly
Blowin’ In The Wind / Bob Dylan
あとどれだけ放たれればいいのだろう
Before they’re forever banned?
砲弾が永遠に廃止されるまでに
和訳:オリジナル
日本でとりわけ有名なのは、
ディランの歌詞のなかでは、例外的に意味がわかるからではないでしょうか。
別バージョン
この曲と一つでも接点をもってもらうため
日本武道館のライブを紹介します。
「風に吹かれて」は過去に記事を書きました
最後に特別な1曲を紹介します。
3.ボブ・ディランのコアなファンしか知らない隠れ名曲
80年代のディラン大傑作。
しかし、「ボブ・ディラン 名曲」と検索しても、ゼッタイ出てきません。
⑤Series of Dream/夢のつづき
知られていない理由
ディランがボツにしてアルバムから外したから。
自伝を読んでみます。
シリーズ・オブ・ドリームズを録音したとき、ラノワ(オッシー注:音楽プロデューサー)はそれをとても気に入った。とくにブリッジ部分がいいといって、曲全体をそちらに合わせてまとめたがった。彼の意図は理解できたが、このうたはそういうふうにしてはいけない歌だった。
ボブ・ディラン自伝
プロデューサーと意見が合わなかったのがわかります。
しかし、捨てるべき曲だったか?
わたしはボブ・ディラン最大の失敗だと思っています。
聴いてみてどんな印象でしょうか?
歌詞
I’d already gone the distance
Series of Dreams / Bob Dylan
もう行き尽くしてまった。
Just thinking of a series of dreams
ただ夢のつづきを考えている
和訳:オリジナル
これで全5曲おわりです。
『夢のつづき』だけでも知っておくと、
「おっ、ボブ・ディランくわしいね」って驚いてもられると思いますよ。
それではこのへんでばいばーい😌
ボブ・ディラン名曲/代表曲
タイトル | 演奏回数ランク | 読者ランク | リリース年 |
Like a Rolling Stone | 2位 (2075回) | 1位 | 1965 |
All Along the Watchtower | 1位 (2268回) | 5位 | 1967 |
Tangled Up In Blue | 4位 (1685回) | 2位 | 1975 |
Blowin’ in the Wind | 5位 (1585回) | 7位 | 1863 |
Series of Dreams | – (10回) | 81位 | 1991 |
収録アルバム
①Like a Rolling Stone/ライク・ア・ローリング・ストーン オリジナル:Highway 61 Revisited
別バージョン:Self Portrait
②All Along The Watchtower/見張り塔からずっと オリジナル:JOHN WESLEY HARDING
ジミ・ヘンドリックスバージョン:Electric Ladyland
③Tangled Up In Blue/ブルーにこんがらがって オリジナル:Blood on the Tracks
別バージョン:More Blood, More Tracks
④Blowin’ In The Wind/風に吹かれて オリジナル:FREEWHEELIN’ BOB DYLAN
別バージョン:Bob Dylan At Budokan
⑤Series of Dreams/夢のつづき オリジナル:The Bootleg Series, Vols. 1-3 : Rare And Unreleased, 1961-1991またはGreatest Hits 3またはSide Tracks
参考