この用語のポイント
- 「人は得よりも損の方が強く感じるよ」って理論だよ
- 「メリット」よりも「デメリット」の方が約2倍のインパクトがあるよ
- プロスペクトの意味は、「見通し」とか「予想」だよ
簡単に書くよ
プロスペクト理論(プロスペクトリロン、英: prospect theory)とは、
「人はどっちにしようかな〜?(物事を判断する)とき、「メリットが欲しい」より「デメリットが嫌だ」の気持ちの方が強く働くよ」って理論のこと
です。
詳しく書くよ
例えば、そうですね。
〇〇君はコロッケが好きです。
ですが、〇〇君はカニクリームコロッケも好きです。
さらに〇〇君は「コロッケ」よりも2倍「カニクリームコロッケ」の方が好きです。
ある日、〇〇君は、商店街へ出かけました。
コロッケ屋さんがありました。
コロッケ 100円
カニクリームコロッケ 180円
〇〇君はどっちを買おうか考えます…
「うーん・・・カニクリームコロッケが食べたいけど、180円は高いな…
しかたない、ふつーのコロッケにしよう」
すいませーんコロッケ1つをください
ちょうど、これを見ていた◆◆子さんが言いました。
「コロッケが100円。カニクリームが180円。カニクリームコロッケの方が2倍好きなら、カニクリーム買ったほうが20円おトクじゃない?」
うーん。
〇〇君はたしかにとは思いましたが、でもなんか知らないけど、やっぱりカニクリームコロッケは高いので、コロッケを買うことにしました。
コロッケも好きだからね〜
このように、物事どっちにしようかな〜と決めるとき、メリット(好きな食べ物)よりもデメリット(お金がかかる)の方をより強く意識してしまう」って理論
がプロスペクト理論です。
一言でまとめるよ
プロスペクト理論って単語が出てきたら、「『人は得よりも損の方をより強く意識して物事を決める』理論なんだな〜」
と考えてみてください。
おまけ
■訳してみると
「prospect」の意味は、「見込み」とか「見通し」とかです。
なんとなくくっつけると、
プロスペクト理論は、
見通し理論
となります。