「本音を聞きたいんだけど、精神科って楽(ラク)なの??」
「どちらにせよ、精神について色々知りたい」
こんにちはペコリ😌
公認心理師のオッシーといいます。
今回は『精神科が楽(ラク)か?』について解説します。f
「楽だよ♪♪」なんて言ったら、
現役Nsにぶっとばされそうですが・・・
私は忖度なしで解説します。
ちなみに私は精神科急性期看護師を13年間経験。
情報の信頼性はあるかなと思います。
本記事内容(所要時間0:04)
1. 精神科看護師は楽(ラク)か?

結論から言うと、慢性期病棟は楽(ラク)です。
しかし・・・
精神科には2つの病棟がある(⇐これが1つ目の注意点)
- 慢性期病棟:楽(ラク)
- 急性期病棟:超忙しい
なぜなら、役割が異なるからです。
役割 | 身体介助 | 症状変化 | 救急受け入れ | |
---|---|---|---|---|
慢性期 | 療養 ≫ 治療 | 少ない | 小さい | ✕(原則しない) |
急性期 | 治療 ≫ 療養 | 多い | 大きい | ○ |
ここから看護師の向き不向きにも差がでます。
慢性期向きの看護師 | 急性期向きの看護師 |
---|---|
忙しいのは嫌い | 退屈は嫌い |
ゆっくり仕事がしたい | 救急の仕事をしたい |
患者さんとじっくり話しがしたい | 最先端の精神科の医療を経験したい |
身体介助はあまりしたくない | 大変でも色んな看護技術を身に付けたい |
病棟のレクやイベントを楽しみたい | 病状の回復に関わりたい |
極端な例かもですが、
慢性期出身の先輩の言葉を紹介します。
40歳代 男性 | 九州の病院 | タイムカード切ったけど、今日一日何やるか探すのが大変だった |
30歳代 男性 | 東京都内の病院 | 毎日変化がなくて、自分が溶けて消えそうだった |
「やることがないなんて、いいな」と思ったかもですが・・・
2. 精神科看護師のアタマは楽(ラク)じゃない

現実をお伝えすると、
この3つは楽ではありません…
精神科は覚えることが多い(⇐これが2つ目の注意点)
- 精神疾患をもつ人との対話
- 精神保健福祉法
- 精神科の薬(向精神薬)
うっすらわかりますねw
いちおう1つずつ解説しますね…
精神疾患をもつ人との対話
一つ一つの事例から知識を積み上げて
ゆるやかに自分なりの法則を作っていきます。
これは楽じゃありません。
例えば、幻覚妄想、躁、自殺などの訴える方との
コミュニケーション方法です。
言葉一つで病状を悪化させてしまうこともあります。
逆もまたしかり。
しかし、対話が、精神科看護の魅力ですよね。
楽じゃないけど、これはホントに面白い。
精神科の対話技術はこの本がわかりやすい。
援助者必携 はじめての精神科 第3版(リンクはAmazon)
精神保健福祉法

覚えてますか??
看護師の国試でマル暗記したあれです、あれw
大変でしたよねwww
精神科看護師になったら、ガチで正確に覚えます。
法律なので、法改正もしょっしゅう。
そのつど覚えます。終わりはありません・・・
精神科の薬(向精神薬)
めちゃくちゃ種類が多くて、アマタ爆発します。
例えば、薬ごとにこんなカンジで覚えます。
- 禁忌
- 副作用
- 作用
- 規定量
もちろん、新薬はどんどん出てきますwww
これも終わりはありません。
最後は深堀りです。
「結局、精神科に行くべきか行かないべきか?」
これをいっしょに考えていきましょう。
3. 精神科看護師になって、楽(ラク)を取るべきか?

まず大前提。
すべての看護師は、楽(ラク)して良い。
楽をしてはいけないという考えは1000%間違ってる。
『楽してはいけない思考』は、
マジで私たちをコスパ良く働かせる、ブラック病院の洗脳。
看護師の時点で、患者さんのためになっているから!!
では、ここから楽(ラク)を選択して
うまくいくパターンといかないパターンを解説します。
看護師として快適に良く働くためには
まずこの区別がめっちゃ重要。
いまの状態は?
- マンネリ
- 疲労困憊
精神状態 | 原因 | |
---|---|---|
マンネリ | ダルい・何もやる気がしない | 刺激が少なすぎる |
疲労困憊 | ダルい・何もやる気がしない | 刺激が多すぎる |
マンネリと疲労困憊は同じ精神状態
でも原因が真逆!!
マンネリ状態(楽を選んでも解決しない)
「毎日が同じことの繰り返し…」と感じてしまってる場合は、
新しい刺激が必要。
楽を選択すると、逆効果になります。(⇐これが3つ目の注意点)
マンネリの解消
- 現職場で部署異動
- 興味があれば、精神科へ転職
まず今の職場で工夫することをオススメします。
もちろん精神科看護師になれば、マンネリは一瞬で消えます。
精神科未経験であれば、精神科自体が、
新しい刺激。急性期、慢性期どちらにするかは
冒頭の向き不向きを参考にして下さい。
もし迷ったら、定年退職した自分を3秒でいいので想像してみて下さい
「あのとき精神科へ行っとけば良かった」と思うかどうか。
後悔が浮かんだら、取る方法は1つですね。
疲労困憊(何が何でも楽を選ぶ)
忙殺されてしまっている場合は、
すぐに業務量を減らす。
過労で大変な思いをした後輩を見てきた身だから言います。
ゼッタイにそのまま仕事を続けてはいけない。
「口で言うのはカンタンだろ」と言われるかもですが、
それでも解決策を提示します。
疲労困憊の解消
- 休職(⇐まず!!)
- 業務量の少ない部署へ異動
- 精神科慢性期へ転職
優先順位は現職場でできることから。
第三の選択肢として、精神科転職のカードをもっておいて下さい。
疲労困憊の場合は、
精神科急性期病棟の転職は、ゼッタイにダメ。
選ぶのは慢性期です。
現状を変えるのはカンタンではありません。
しかし、今の状況から解放される選択肢は100%ある。
その1つが精神看護師になるです。
この記事で、あなたの気持ちのガス抜きができたら、嬉しいです。
お読み頂きありがとうございます。
どうか無理なさらずにペコリ😌