NURSE

精神科看護師を辞めたいけど辞められない人へ【もうラクしませんか】

2022年7月27日

「精神科看護師をもう辞めよう…疲れた」

こんにちは公認心理師のオッシーといいます
サイト訪問ありがとうございます(ペコリ😌)
さっそくですが、

この記事で、
精神科看護師を辞めたいけど辞めれない葛藤を解消したいと思います。

もともと私自身、精神科急性期病棟で13年間働いていて、辞める辞めないで苦しんでました。その葛藤の解消の答えが、病棟異動でしたので、当時の経験を共有させてください。

  お好きなとこからどうぞ😌(所要時間 3.5分)

  • この記事を書いた人

オッシー

精神科救急ナース13年経験 | 現 個人事業主ライター | 資格: 公認心理師 + 精神保健福祉士 | 看護師ならサービス残業は当たり前と13年洗脳されていました。 いま看護業界からサービス残業を消す方法を考えています。

同じ悩みをもつ看護師の参考になれば、と思います。

1. 「精神科看護師辞めたい」は誰もが100回は思ってる

「精神科看護師をもう辞めたい…」は、誰もが悩んでることだと思ってます。
なぜなら、精神科看護ってあまりに理不尽なことが多すぎるからです。
例えば

  精神科看護師を辞めたい理由5つ

  • 助けようとしてるのに暴力をふるわれる
  • 「自宅では引き取りしません」と家族から退院を拒否される。
  • 患者さんと話がしたいのに、身体介助ばかり
  • 「悪くなったのは退院させたあなたのせいですからね」とクレーム
  • 「リス液くらい飲ませられないの?」とドクターから煽られる

もちろん、患者さんと家族が和解し退院できたときは嬉しい。
でも、喜びや達成感より理不尽が多すぎる…
少なくとも私自身、こんな感じでした。

2016年の勤務中のメモ

看護師に言論の自由はない

「看護師辞めたい」って看護師の禁句ワードだと思ってます。
なぜなら、Nsステーションで口にしようものなら、なんて言われるかわからないから。
例えば

「みんな辛いながらも仕事してるんだから、そんな辞めたいなんて、やる気そぐようなこと言わないで…
辞めたいってあなたの口から聞いた後輩がどう思うか考えてみて」

辞めたいのは、あなた一人じゃない。
怒られたくなかったり、それぞれ立場があるから、「看護師辞めたい…」って言えないだけ。

看護師を辞めたいけど辞められないが一番苦しい

看護師の最大の苦しみは、
看護師を辞めたいけど辞めれない葛藤だと思ってます。
なぜならどちらも死に近づくことだから。

  • 辞めたら、収入ゼロで生きていけなくなる
  • 辞めなかったら、今のこの苦しいまま

例えば、急性期病院にいた私自身、8年目からの5年間ほぼずっと、疲労と極度のマンネリに苦しんでました。でも収入が無くなるのが怖くて、何もできませんでした。

2. 精神科看護師を辞めたい人の働き場所は今の病棟だけじゃない話

辞めたいけど辞められない苦しみの解決策は、3つです。

  精神科看護師を辞めたい解決策

  • 病棟異動
  • 部署異動
  • 転職

冷静に考えてみると、今の病院って別病棟や看護以外の部署があると思います。
それに精神科看護師って働ける場所のバリエーションが多くて、メリットも良い具合にバラバラです。

精神科看護師に用意されてる環境とメリット

  • 精神科急性期病棟:最先端の精神科医療を学べる
  • 精神科慢性期病棟:救急・急変が少なくてラク
  • 精神科デイケア:レクやイベントを楽しめる
  • 精神科訪問看護ステーション:自分のペースで動ける
  • 老健 / 特養:若い患者さんの看護をしなくていい
  • 精神科クリニック:夜勤・入退がなくてラク
  • 看護学校の先生:看護師ともう働かなくていい

部署異動だと、例えば私の病院は、電子カルテ部署、退院ケースワーク専属部署、人事部署なんかもありました。

新しい環境に移るデメリット

病棟異動とか転職って
こんなふうに思いますよね…

  • 新しい環境に移るのは大変
  • 病棟離れたら引き継ぎで迷惑かける
  • これでも病棟のリーダーだし
  • 部署異動なんて上司がなんて言うか
  • 自分が離れたら病棟が回らなくなる
  • これまで築き上げた実績が消える
  • 仲の良いスタッフと離れたくない
  • 給料下がるかもしれない

それでも、答えは今の職場内での異動か転職です
なぜなら、あなたはもう苦しみの限界だから。

後輩を信頼する

どうしても、自分がいなくなったら、
後輩に迷惑がかかると思いますよね。

でも、安心して下さい。
あなたがいなくなっても、病院はなにごともなく回ります。
なぜなら、それが病院という組織だから。

例えば、あなたが新卒だった頃のプリセプターはもういないはずです。
でも、みんなでその穴を埋めるためにがんばりましたよね。

今の後輩も過去のあなたと同じことします。

3. 【実体験】病院の精神科看護師を辞めたあとの未来

新しい環境にシフトしたら、幸福度が上がります
なぜなら、収入をゼロにせず、今まで辛かった業務から解放されるからです。

例えば、急性期病棟→精神科クリニックに異動したら、
冒頭にあげた悩みが全部消えます。

  • 助けようとしてるのに暴力をふるわれる
  • 「自宅では引き取りしません」と家族から退院を拒否される。
  • 患者さんと話がしたいのに、身体介助ばかり
  • 「悪くなったのは退院させたあなたのせいですからね」とクレーム
  • 「リス液くらい飲ませられないの?」とドクターから煽られる

もちろん、夜勤や救急手当がなくなるので、給料は2,3万円は落ちます。
でも、限界まで働いていたときよりずっと自由。救急を気にせず、ゆっくりご飯が食べられるようになります。

看護師こそ無理して働かなくて、生きていける

今さらですが私たち看護師は手に職があります。
手に職があるってことは、どこでも働けることってこと。

なので辞めたくなったら、新しい環境へシフトするってちっとも悪いことじゃない。
なぜならこんなにも働き場所があるんですから。

  辛い気持ちを解消してくれる新しい環境

  • 精神科急性期病棟:最先端の精神科医療を学べる
  • 精神科慢性期病棟:救急・急変が少なくてラク
  • 精神科デイケア:レクやイベントを楽しめる
  • 精神科訪問看護ステーション:自分のペースで動ける
  • 老健 / 特養:若い患者さんの看護をしなくていい
  • 精神科クリニック:夜勤・入退がなくてラク
  • 看護学校の先生:看護師ともう働かなくていい

いいじゃないですか? ラクしたって。
新しい環境へ行きましょうよ。
だって、もうがんばったんですから。

今回はこれで以上です
お読み頂きありがとうございました😉

病棟異動・部署異動のやり方はこちらでわかります。

参考
・看護職員就業状況等実態調査結果 厚生労働省

  • この記事を書いた人

オッシー

精神科救急ナース13年経験 | 現 個人事業主ライター | 資格: 公認心理師 + 精神保健福祉士 | 看護師ならサービス残業は当たり前と13年洗脳されていました。 いま看護業界からサービス残業を消す方法を考えています。

-NURSE