「精神科に興味があるけど、デメリット知っておこう。
ちょい怖いって感じるんだけど、精神科看護師はどうなんだろう??」
そもそもなんで精神科って怖い?」
こんにちは(ペコリ😌)
東京都内で精神科急性期看護師を
13年間経験したオッシーといいます。
突然ですが
「精神科は怖いですか?」
・・・
「まぁね」と思われたかもしれません。
「なんで?」って言われると
「なんとなく…」ですよね?
ちなみに私は過去に患者さんから
ボコボコにされて1か月入院しましたが、
精神科はまったく怖くありません。
この記事では、3つお話します。
- なぜ精神科を怖いと感じるのか?
- なぜ精神科看護歴のある私は怖くないと言い切れるか?
- 怖くないとわかった次の一歩は?
1. なぜ精神科は怖いと感じるのか?

答えを先に言うと、
患者さんの感情を推測できないからです。
キーワードは『感情の推測』
比較して3つ具体例をあげます。
①整形外科
右足にギプスをしてる男性が、眉間にシワを寄せて待合室にいる。
痛くてつらいんだろうな・・・
②血液内科
マスクの男性がうつむいて、眉間にシワを寄せて待合室にいる。
免疫が低下して
感染しないようにしてるんだろうな・・・
③精神科
男性がぶつぶつ独り言を喋って眉間にシワを寄せて待合室にいる。
・・・ 誰と喋ってるの??
精神科だけよくわかりません・・・
いやいや、独語ってことは
幻聴がつらいんでしょ?と思った方・・・
正解です。
しかし、独語、幻聴という精神科の用語を
知らない一般の人はどう感じるでしょうか?
2. 怖いの仕組みはシンプル

私たちは相手の感情が推測できないと「怖い」という
警報アラートを鳴らします。
理由はカンタンですね、危険を回避するため。
例えばこんな人です。
- 笑顔だけど目だけ笑ってない人
- 喜んでると思ってたら、急に怒りはじめる人
- すべてのことにノーリアクションの人
ポイントは
ポジティブなモノ(笑顔、喜び、静かさ)にでも
怖いと感じること。
外見や言動ではないんです。
感情を推測できるか。
これが怖いの本質です。
3. 精神科看護師は精神科を怖いと思うのか?

100% NO!!
理由はシンプルです。
知識を武器にして感情を推測できるから。
例えば
ある男性の表情が虚ろで目線が定まらない
ぶつぶつと独り言を言っている
足もふらふらしている
一般の人の目
なんかヤバ、近づかんとこ・・・
精神科看護師の目
- 表情がうつろなのは、感情鈍麻だろうな
- 独語ってことは、何か聞こえてそうだ
- 歩き方から、薬が効きすぎてるかもしれない。
- つらいだろうな
このように観察した情報と知識を組み合わせて
相手を把握して感情を推測します。
推測ミス
もちろん知識を間違えて、推測が外れることがあります。
「盗聴器を仕掛けられてる」という訴えから
妄想状態だと思ったら、
本当に盗聴器を仕掛けられていた人もいました。
大事なのは、
怖いと感じるかは、感情を推測できるか・できないかで決まる。
推測の当たり・ハズレではないんです
推測が外れても、「やっちまった」と思うだけです。
怖くはありません。
私が怖くないと断言するはこれです。
知識を武器に、感情を推測できる。
まとめ:精神科に興味があるけど、怖いからやめとこはモッタイなさすぎる

怖い、危なさそうって思って精神科を諦めるのは
マジでもったいないです。
なぜなら、知識で解決できるから。
具体例は先こちらで話したとおりです。
興味があるなら、それだけで
精神科看護師になった方が良いと私は考えてます。
興味だけでやっていけるか不安
断言します。
興味がないと精神科はやっていけない!!
いやいやwww
それはキレイゴト!!
仕事はやるか・やらないかの2択だと思うかもしれません。
もちろん、興味ゼロでも仕事ができる人は評価されます。
しかし、スタッフから信頼されません。
なぜなら、「この人、なんで興味ないのに、精神科にいるんだろう?」
と、まさに感情が推測できないから。
他人に本心を言わなくても
最終的には自分で自分をこう悩ませることになります
「なんで興味ないこと、ずっと続けてるんだろう・・・」
精神科に興味がある看護師が一番成長して、
患者さんからもスタッフからも信頼される。
これが13年間で私が気づいたことです。
この記事が、
精神科看護師になるべきかの判断基準の一つになれば嬉しいです。
『精神科に興味がある』はあなたの価値です。
お読みいただきありがとうござました。