「一般科から精神科へ行ってうまくやってけるのかな…」
精神科で働いてる自分がイメージできない…」
こんにちは公認心理師のオッシーといいます
サイト訪問ありがとうございます(ペコリ😌)
早速ですが、
この記事では、
精神科でやっていけるか分からない不安をスッキリさせます!!
タイトルの答えは、やっていける!!
一般科から精神科へ行こうか悩んでいるのは、
あなただけじゃないですよ!!
お好きなとこからどうぞ😊(所要時間 5分)
1. 一般科から精神科へ転職する看護師の強すぎる強み

まず最初に一つだけ言わせてください!!
一般科看護師は、高い能力をすでに持っていることに気づいてない!!
一般科看護師がもってるスキル・能力
- 専門的身体ケアスキル
- 検査・画像データが読める
これってふつうじゃないです…
ケアスキルとデータが読める強み
断言します!!
精神科に行ったら、くすっぐたくなるほど
スタッフから必要とされる存在になります!!
例えば、身体ケアの苦手な精神科看護師を、あなたが助けてあげたら…
こそっと言うと…モテます…
今は信じられないかもですが、
精神科看護師になったら、気づきます。
自分ってこんな仕事できるんだ…
「いやいや…そんな能力ないよ〜」って思ったかもですが、大丈夫です。精神科に行けばわかります。
でも、精神科ってレベルが低いとは思わないで下さいね。
優しい目で見てください…
2. 一般科から精神科へ転職して苦労すること…

スキルと能力のある一般科看護師でも
この2つはきっと苦労します…
- 薬
- 法律
テンション下がりますが、
解説しますwww
精神科の薬
イチから一つずつ覚えていきます。
まぁ、大変です。近道はありません。
仕事が終わって、家で勉強してる自分の姿を今のうちイメージしておいてください…
一般科の薬の知識はあるかもですが、
精神科の薬とはカブってません…
一冊だけ助けになる薬の本を紹介します。
作用機序がわかりやすくおもしろいですよ!!
精神科の薬がわかる本
買う必要ないですよ。
Nsステーションの本棚にあるのでwww
法律(精神保健福祉法)

国試で苦労しましたよねwww
措置入院は精神保健指定医が2名
応急入院は72時間まで
ああ〜・・・ですよねw
これまたガッツリ覚えます。
仕事で、自然と覚えられますけどね…
でも大変っす・・・ご覚悟を・・・
3. 一般科から精神科へ転職した後のイメージ

実際に転職したら、どうなるか?
まとめました。
0〜3か月(感覚の違いによるとまどい)
- 一般科と雰囲気が違いすぎて、圧倒される
- 精神科看護師と考え方が違いすぎて、とまどう
- 看護記録の書き方が違いすぎて、混乱する
3か月〜1年(知識不足によるとまどい)
- 精神科の薬がわからない
- 患者さんの病状が把握できない
- 患者さんへどう声かけすればいいかわからない
1年〜2年(慣れてくる時期)
- 精神科の雰囲気に慣れてくる
- 仕事も少しずつ楽しくなってくる
- まだ法律知識など覚えることは多い
3年〜4年(選択で悩む時期)
- ひとまずは独り立ちしたと実感
- 精神科を継続か、一般科に戻るか悩む
5年目〜(成長 or マンネリの時期)
- リーダーになれるレベルに達する
- 一方でマンネリも…
0〜3か月が勝負どころ
最初の3か月は、あまりの違いに混乱したり悩んだりすると思います。
ここはほんとつらいです。でもいつまでも続かないと信じて、グッと辛抱です。
次は実際に転職した3名をご紹介します。
ちょい長いので、不要の方は読み飛ばして下さい
4. 一般科から精神科へ転職した看護師3名を紹介

ポジショントークにならないよう
失敗事例も隠さずご紹介します。
注意:転職先は急性期病棟。
慢性期ではありません。
① Aさん:小児科から精神科へ
- 年齢:20代
- 性別:女性
- 科目:小児科(3年間)
- 理由:摂食障害の看護を学ぶため
- 苦労したこと:看護記録の書き方
Aさんは、学生の時に友人が摂食障害になったことをきっかけに精神科に興味があった。同じように子どもが好きで、最初は身体が診れるように、小児科に就職。3年経験して精神科へ転身。精神科は最初から3年と決めていた。
看護記録の書き方が、独特で苦労した。例えばSOAP。検査データなどの客観的情報がないとき、Oがうまく書けない。
Oがわからないから、アセスメントも書けない…
摂食障害の患者さんが入院してきたら、自ら受け持ちを希望していた。
約3年ほど精神科を経験して、小児科に戻った。
以上が1人目です。
次はうまくいかなかったケース。
(ま、私から見てですけど…)
② Bさん:消化器内科から精神科へ
- 年齢:20代
- 性別:女性
- 科目:消化器内科(2年間)
- 理由:人の死ぬところを見たくないから
- 苦労したこと:急変
Bさんは、毎週患者さんが亡くなる消化器病棟で勤務。人が死ぬを見るのに限界が来て、『精神科なら人は死なない』と思い精神科に転職。
しかし転職したのは『急性期病棟』だったため、身体合併症や高齢者の急変が多かった。それを目の当たりにして、「精神科は死なない」と思っていたとショックを受ける。
2年働いた後、転職し訪問看護師になった。
補足します。Bさんのポイントは慢性期病棟と急性期病棟の選択ミスです。
これは最も避けなくてはいけない失敗です。
»【看護歴13年】精神科の転職で失敗しない最重要ポイント1つを解説
次が最後です。
③ Cさん:産婦人科から精神科へ
- 年齢:20代
- 性別:女性
- 科目:産婦人科(3年)
- 理由:うつ病の看護を学ぶため
- 苦労したこと 正解がわからない
Cさんは、学生の頃から、産婦人科と精神科に同じくらい興味があった。
産後うつという症状があることから、精神科の知識は最初から必要だと考えていた。
助産師となりまず産婦人科で3年間経験を積んで、精神科に転職。
苦労したことは、精神科はコレという正解がないので、自分のやっている看護が、合ってるのかわからない不安。
最初は精神科の独特の雰囲気に馴染めなかったが徐々に慣れ、3年間の経験を積んで、再び産婦人科に戻った。
以上です。
一般科から精神科に転職する人ってホントにいるんだって思ってもらえたら嬉しいです!!
まとめ:精神科看護師に未来はあるのか?

精神科看護師に未来はあります!!
こちらをどうぞ。
精神疾患を有する総患者数の推移

入院患者数は過去15年間で減少傾向(約34.5万人→30.2万人【Δ約4万3千人】)
第7次医療計画の指標に係る現状について
一方、外来患者数は増加傾向(約223.9万人→389.1万人【約165万2千人】)
苦しんでいる人が15年以上増え続けているのに
未来がないわけがない!!
わかりますよ…看護業界で
精神科はマイナーですよね。
医療労働 看護職員の労働実態調査よると、
一般病棟で働いてる看護師の割合は53%。
精神病棟は3.8%。 その13.9倍。
しかし、需要が増えてるけど、精神科看護師の人数が少ない事実は、
それだけ精神看護師の価値が高まるということ。
未来しかない!!
精神科に転職して、精神科を極めるのも良し。
一般科にまた戻って、精神科で学んだことを活かすのも良し。
大丈夫です。
一般科で身に付けた(身に付けさせられた)能力・スキルがあれば、精神科でやっていけます!!
『自分って仕事できるじゃん!!』って
あなたが気づけますように😌
引用 / 参考
・医療保護入院制度について 厚生労働省
・第7次医療計画の指標に係る現状について 厚生労働省
・医療労働 看護職員の労働実態調査