「なんでみんな予言を信じるんだろう?
あの予言ってなんかカラクリないの?」
はじめまして(ペコリ)
公認心理師のオッシーです。
突然ですが、モザンビークって国ご存知ですか?
日本から12,300kmも離れてるので、
旅行したことないと思われます。では・・・
モザンビークって、実在する国だと思いますか?
ここに予言が当たる秘密がありました。
この記事は認知心理学に基づいています。
エンタメ要素はなく面白くありませんのであらかじめ・・・
ネタバレはありません。
1.『私が見た未来』人が予言を信じてしまう理由
大災害は2011年3月。
『私たちが見た未来』のこの予言をよく見ると
2つの要素が隠れています。
合体すると信念になります
- 個人的な体験(実際この目で見た!!)
- 他に説明できる知識がない(こんな現象、予言としか説明できない!!)
順番に解説しますね。
① 個人的な経験
2011年3月という絵を私たちは実際に目にしました。
つまり『見た』という経験。
ちなみに初版は1999年。
後から書き足したは無理ですね。
② 他の説明できる知識が不足している
数学、科学、トリックでは説明できませんよね。
逆の例だと天気予報。
同じ未来ですが、予言とは誰も思いません。
なぜなら『気象学』で説明できるから。
まとめ:私たちは他の知識で説明できない現象を目にした!!
ここから認知心理学です。
2.『私が見た未来』の予言を認知心理学で紐解く
謎を解くカギは、私たちが『目にしなかったこと』
具体的にいうと、
著者がみた夢のなかで『現実にならなかったもの』
こちらをご覧下さい
(1:15からの5秒間に注目!!)
分厚い本が2冊映ってますね。
著者は夢を日記にされていたようです。
ちょっと見づらいですが
左の日記に『1985年』と書かれてます。
予言の考察
1985年〜1999年の14年、毎日夢を見てたと仮定します。
(1999年は『私が見た未来』の出版年)
夢を見た回数は5110回
(365日×14年)
1つの夢が現実と合致する確率は・・・0.02%
(1÷5110)
コイン投げで12回連続で表or裏が出る確率とほぼ同じです。
コインが12回連続で表or裏だったら、どう思いますか?
「いや、おかしい!!
365日毎日夢なんて見ないし、
他にも当たった予言がある」と思われるかもしれません。
ここで大切なことは、夢を見た回数や当たった予言の数ではありません。
私たちの視線は、当らなかった予言に注がれなかったという事実。
私たちが見ていたもの
マスメディアから、このように見せられませんでしたか?
このように見たら、どういう印象を持たれますか?
結論:私たちは『当たったものだけ』見ていた
もちろん、私たちは『現実にならなかった夢』を知るすべはありません。
しかし、それは見えないけど『存在』しています。
モザンビークと同じです。
行ったことも見たことがなくても、
そこには、私たちのように毎日一生懸命仕事をしている人がいますよね。
今回はこれ以上です。
この記事で、あなたの予言への疑問が少しでもスッキリしたら、光栄です。
ありがとうございました。
私が見た未来 完全版