「看護師転職サイトって使わない方がいいのかな?
採用されにくいとか口コミがあったんだけど・・・
使った方がいいのはどんな人? うまい使い方があるなら知りたいな」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 看護師転職サイトは使わない方がいいと言われる4つの理由
- 看護師転職サイトは使わない方がいいの3つのデマ
- 看護師転職サイトを使うべき人の特徴とは?
- 看護師転職サイトのうまい利用方法2つ
- 看護師転職サイトを使わなかったらどうなる…?
転職サイトからの登録完了メール。
(看護roo!、レバウェル看護、ナース人材バンク)
それでは体験を元に解説します。
1. 看護師転職サイトを使わない方がいいと言われる4つの理由
理由はこちらです。
- 連絡がしつこく転職のペースを乱される
- 希望通りの求人を紹介されない
- 事前に聞いてた情報と異なる場合がある
- 病院側が転職サイトに悪いイメージをもっている
一つずつ見ていきましょう。
①:連絡がしつこく転職のペースを乱される
これは事実で、悪いアドバイザーに当たることがあります。
アドバイザーの性格も色々ですね・・・
私もそこまでひどくはなかったですが、少し押しが強くて相性が合わないアドバイザーさんがいました…
もちろん親身なアドバイザーもいますが、期待しすぎないことも大事ですね。
②:希望どおりの求人を紹介してくれない
「あなたの希望に叶う求人はありません」と言われることがあります。
なぜなら転職サイトがもってる求人数が少ないことがあるからです。。
例えば、転職サイトといっても、求人数は1万以下もあれば10万以上とバラツキがあります。
補足:アドバイザーが話を聞かず、希望を理解しようとしないケースもあります。
③:事前に聞いてた情報と異なる
これは医療機関に問題があります
私が登録した転職サイト(マイナビ看護師)のアドバイザーによると、
「ボーナスを減給したのに、求人票を書き換えずそのままにしていた医療機関がある」と言っていました。
病院と転職サイトがグルになってうそをつく可能性は不明ですが、いずれによせ求人票を鵜呑みにするのは危険です…
④:病院側が転職サイトに悪いイメージをもっている
これは半分正解で半分間違いです。
たしかに病院は転職サイトに高額なお金を払っていますが、転職サイトのおかげて看護師を確保できているのも事実だから。
使ったからといって、あなたに悪いイメージがつくことはありません。
以上から看護師転職サイトは使わない方がいいと言われる理由は、納得できるものが多いです。
しかしデマもあります。
2. 看護師転職サイトを使わない方がいいの『デマ』
こちらの3つはデマです。
- お金を請求された
- 採用されにくい
- 強引に転職させられた
デマ①:お金を請求された
看護師転職サイトは完全無料です。
看護師(求職者)からお金を取ることは、法律で禁止されています。
有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。
職業安定法第三十二条の三
キャンセル料もなし。
何社使っても無料です。
というわけで、お金を請求されたはデマです。
デマ②:転職サイトを使うと採用されにくい
採用された看護師が一番多く使っているのは転職サイトです(38.5%)。
採用経路別の採用者割合(民間職業紹介事業者 = 転職サイト)
採用されにくいはデマです。
デマ③:強引に転職させられた
転職サイトにそんな力ありません。
あなたが内定承諾書に印鑑を押さない限り内定は確定しません。
転職サイトは24時間いつでもネットから解約できます。
相性が悪い、強引、話を聞かない→速攻で退会しましょう。
3. 看護師転職サイトを使うべき人の特徴
看護師転職サイトを使うべき人はこういった看護師です。
- 自分ひとりで転職活動するのが不安
- 仕事が忙しすぎて転職活動が難しい
- 自分で求人を探す時間がない
一つずつ解説します
使うべき人①:自分ひとりで転職活動するのは不安
初めての転職で不安かと思います。
そんなときはぜひ転職サイトを使ってみましょう。
アドバイザーが内定までの道順をすべて見せてくれます。
これは入院患者に担当看護師がつくのと同じです。
あなたも入院した患者に退院までの流れを説明してケアをしてるかと思います。
もちろん、悪い人に当たってしまうかもですが、自分に合ったアドバイザーに当たれば、内定確定までサポートしてくれます。
不安なときはプロの助けを借りましょう。
使うべき人②:仕事が忙しすぎて転職活動が難しい
仕事がつらいから転職したいのに、忙しすぎて転職活動できないことはありませんか?
そんなときも便利です。
アドバイザーがめんどくさいことを代わりに全部やってくれます。
例えば、面接のアポ取り、労働条件の交渉、履歴書の添削。
もちろん自分でやらなくてはいけないこともありますが、わざわざあなたがやらなくてもいいこと(アポ取り)もありますよね。
細かい雑事はプロに任せましょう。
使うべき人③:求人を探して選ぶ時間がない
求人探しはめんどくさいですね。
しかしこれも自分でイチからやる必要はありません。
転職サイトを使えば、膨大な求人のなかから、あなたの希望に合った求人をピックアップして求人票を送ってくれます。
これで探して選ぶ時間を節約できます。
以上まとめると、転職サイトを使うべきは、転職に不安がある。
仕事が忙し過ぎて時間がない人です。
4. 看護師転職サイトのうまい利用方法
看護師転職サイトのうまく利用する方法は2つです。
- 自分でやらなくていい事をやってもらう
- 自分ではできない事をやってもらう
一つずつ解説します。
利用法①:自分でやらなくていい事をやってもらう
下記はアドバイザーが代わりにやってくれます。
- 求人のピックアップ
- 履歴書の添削
- 面接のアポ取り
- 面接の対策
- 労働条件の交渉
無料で本当にこんなことやってくれるの?と思うかもですが、これがそもそもの転職サイトの仕事です。
看護師の採血や配薬と同じです。
一人て抱え込まずに、遠慮せずやってもらいましょう。
利用法②:自分ではできない事をやってもらう
あなたができない事とは、内部事情のリサーチです。
内部事情は「本当の残業時間」、「残業代の有無」といった情報です。
この情報は公式ホームページや求人票に書かれていません。
内部事情がわかると、何がそんなに良いのか?
- 残業の実態がわかれば → 定時で帰れます
- 残業代の有無がわかれば → 残業代がもらえます
内部事情は、転職サイトを使うと教えてくれます。
「マイナビ看護師」の転職・就職支援サービスでは、看護業界や病院、医療業界に精通したキャリアアドバイザーが、転職・就職希望者の立場に立った情報(「病院の雰囲気」や「看護師の定着率」「残業時間」など)を提供することが可能です。
マイナビ看護師 よくある質問 強調 筆者
残業代について、私がアドバイザーへ質問したメールがこちらです。
(電話で伝えられると回答を得ました)
内部情報を手に入れる。
これが転職サイト最高の利用方法です。
5. 看護師転職サイトを使わなかったらどうなる…?
看護師転職サイトを使わなかったら、サービス残業のブラックへ転職するかもしれません。
繰り返しですが、求人票には「残業の本当の実態」や「残業代の有無」は一切書いてありません。
転職サイトを使わずして内部情報を得るのは不可能です。
13年間サービス残業した実体験
私は残業代なしの病院に就職しました。
なぜなら、「(求人票に書いてないけど)残業代もらえる」と思い込んでいたからです。
結果として13年間サービス残業することになりました・・・
金額にして1000万円です。
というわけで、内部情報を調べずに転職すると失敗してしまいます。
ぜひ同じようにならないように、転職サイトにリサーチしてもらいましょう。
参考 / 引用
・ 医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査
・職業安定法第e-Gov法令検索
・「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査-調査結果概要